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知っているようで知らないドイツ パートⅡ オーガニック先進国は”日本”を求めている

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2016/07/15

世界遺産 in ドイツ、ケルン大聖堂

皆さん、こんにちは!調子はどうですか?

まだまだ梅雨空が続いて、梅雨明けがまちどうしいこの頃ですが皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?

今年は例年になく暑い夏となりそうとのこと、そんな暑さにも負けずに、熱い情熱を持って今年の夏の暑さを乗り越えたいと思っている暑苦しい男の高原です。

さて、前回は「知っているようで知らないドイツパートⅠ」「デュッセルドフルジャパンデー」についてお伝えしました。

日本人にあまり知られていない、たった一に日で75万人が集った驚異的な日本サブカルチャーイベントは皆さん、かなり衝撃的だったようで、各方面からかなりの反響をいただきました。

今回パートⅡでは、そんなドイツの市場調査、現地視察の模様をお伝えしたいと思います。前回に引き続き、現地をアテンドしていただいたのは、現地貿易会社Watabe Trade Japan の渡部代表です。

今回我々が訪れたのは、デュッセルドルフ、ケルン、フランクフルト、ハンブルグです。

まず最初に我々が降り立ったのは、デュッセルドルフ空港でした。

デュッセルドルフ空港はなんか無機質な感じですがお洒落ですね。

バックトゥーザフュチャーを連想させるような近未来的な外観

デュッセルドルフ空港のお店

 

卵もカラフルでポップ

 

 

空港の中にも充実した生鮮食品が置いてあるというのは、なかなか珍しい光景です。カラフルな野菜となぜかカラフルな卵が売っていました。

デュッセルドルフ空港の印象は、映画「バックトゥーザヒューチャ―」に出てきそうな、近未来的で無機質な印象を受けました。オレンジを基調としたデザインでおしゃれです。

デュッセルドルフはドイツ、ノルトライン州の州都で人口592,393人、ノルトライン州はドイツ連邦16州の中で人口第1位で、ノルトライン州の人口内訳は以下のとおりです。

デュッセルドルフ市(州都、人口592,393人)
ケルン市(1,017,155人)
ドルトムント市(580,956人)
エッセン市(573,468人)
ボン市(327,913人)

同州はドイツ最大の経済州で、売り上げ高ヨーロッパ上位企業500社のうち、ドイツ企業は60社で、そのうち17社が同州に本社を有しているそうです。

昔、小学校の社会の授業でならった有名なルール工業地域も同州内にあります。

そして、州都デュッセルドルフ市及びその近郊には、欧州最大級の日本人コミュニティーが形成されているとのことで、7000人の日本人が済んでいるといわれています。
千葉県と姉妹都市とのこと。
それなので、余計に日本文化が定着している都市、地域ともいえるでしょう。
日系企業が都心及び近郊に500社以上あり、日本との交流の歴史も長いとのこと。

これは皆さんビジネスチャンスではないでしょうか?意外と知らない事実ですね。
みなさんご存じでしたか?

デュッセルドルフには日系のスーパーが何店舗かあります。

しかし、日系ぽい(韓国人経営や中国人経営の)店舗も多いです。
海外で日本”ブランド”を最大限に利用してその恩恵を享受しているのは、我々日本人では無く、もしかしたら、彼らなのではないでしょうか?

それでは少しだけ日系スーパーWAYOさんの店舗をみてみましょう。
カリフォルニアロール的な寿司パックが8€ほど売っております。
寿司ネタはサーモンがメイン。

しかし、おどろきは歌舞伎揚げの価格です。
およそ5€!?歌舞伎揚げは世界各国で人気の鉄板商品ですが、この価格でも大人気で売れているようです。

日本人向けスーパーWAYO


納豆ももちろん高いです。約3€です。

衝撃の価格歌舞伎揚げが5€近くします!なんということですか!?

ドイツで初めにきて驚くことは、電車の駅に改札が無いということです。
一日切符や半日切符、時間指定切符のような乗り放題の切符を購入し、携帯しているだけ。
これでは無賃乗車やり放題では?実際来たばかりの人はシステムがわからず、無賃で間違えてしばらく乗っていたというのは、現地のあるあるネタだそうです。
バスと電車が一緒の切符で乗り放題で、改札無しというのは利用者としてはかなり便利なシステムですね。

ドイツ鉄道は儲ける気があるのか?とも思ってしまいます。

 

デュッセルドルフでは、日本食のレストランやラーメン屋さんなど、日本人経営はもとより、日本人以外の国のかたが経営しているお店も繁盛しています。

しかし、まだ決して多いとは言えません。
そして、成功事例として現地でよく耳にするのは、Warakuさんという、おにぎり専門店です。

日本人の奥さんとドイツ人の旦那さんのご夫婦お二人で始められたそうです。
しかし、開店当初はしばらく、閑古鳥が鳴いていたようですが、ある瞬間からお客さんがどんどん増えはじめ、いまでは老若男女幅広い世代から人気の有名店となっています。

”ある瞬間”とは日本のアニメ好きの若者が来店して、その方がSNSで発信したことが、そのきっかけだといいます。
この場面でもきっかけは日本のアニメでした。日本のサブカルチャーの影響力はすさまじいですね。

日本人奥さんとドイツ人の旦那さんで2人で始めたとうおにぎり専門店。
めちゃくちゃ人気大人気です。

ケルン駅

ケルン駅の中から見える世界遺産ケルン大聖堂

デカすぎてフレームに収まりきらないケルン大聖堂外観

入場無料のケルン大聖堂内>

ケルン大聖堂ステンドグラス

デュッセルドルフからほど近い、ケルンにも足を運びました。

ケルン、デュッセルドルフ等大都市には、美術館、オペラ、コンサートホールが整備され、州の文化の中心。

世界最大級の様々な国際展示会などが開催されています。
我々が出展を目指している2年に一度開催される世界最大規模の、食品の展示会ANUGAもここケルンで開催されています。

デュッセルドルフ市近郊のネアンデルタールには、教科書で有名な「ネアンデルタール人」が住んでいたとされていて、それほど歴史が深い場所ということです。
なんかロマンを感じますね。

そして、ドイツは「オーガニック先進国」でした。

下記はデュッセルドルフ近郊のオーガニック専門スーパー、陳列されている商品全てがオーガニックという。日本では全てオーガニックというお店は見かけたことがないです。
今はおそらくないんだと思います。これから日本でもそういったスーパーが出てくるんでしょうね。

驚きなのは食品はもとより、シャンプー、歯磨き粉、化粧品、アルコール類、なんでもかんでもオーガニックです。

オーガニック専門のスーパー
蛍光色がオーガニックをイメージさせない気がする。

全てオーガニックということに驚かされる。

<グミまでもがオーガニック>

これらのアイス類全てオーガニック

全てオーガニックのポテトチップス

ビールもワインもオーガニック

 

ドイツに食品を販売するにあったっての重要なキーワードの一つは「おいしいヘルシー、マニアック、オーガニック」だということですね。

そして、もう一点興味深かったのが、なぜか「日本のパン屋さん」が相当な人気になっていることです。

デュッセルドルフにある2つの日本人経営の「日本のパン屋さん」は、行列ができるほど人気となっていました。
ドイツはパンが主食の一つなので、本場でもあるし、様々な種類のパンにあふれ、駅の構内でもパン屋やサンドイッチ店がいたるところにあります。

しかし、なぜか日本の菓子パンや惣菜パンが現在、相当の人気がでていて、得に若者が行列を作ってまで買っていきます。

日本では、最近全粒粉などのパンや、それこそドイツ風の本格的なパンが人気ですが、ドイツでは逆に日本の惣菜パンが人気になっている状況をみると、人は”ないもの”を欲するんだということの、顕著な表れだと実感しました。
いうならば、そういった逆転現象にこそ商機があるのではないでしょうか?

ドイツといえばパンも有名。
今日本で流行っているような本格的というか本場のパン。
種類も豊富で主食だけにどれも間違いなくうまいです。

次回は「日本人が知っているようで知らないドイツパートⅢ」 フランクフルト、ヨーロッパを代表する国際港Hamburgハンブルグについてです。

ハンブルグ港、凄い港でした。

それでは、皆さん

ゼーエン ヴィア ウンス ヴィーダー!

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